自然体で生きる、感じる

新潟県津南町の山深い場所で暮らしています。地域のこと、日々のことを素直にありのままに伝えていきたいと思います。

集落のおじさんとこごみ採り

4/25

4-20頃に桜が開花し、

ようやく春本番を迎える結東集落。

 

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最近やっと集落の方とも仲良くなってきて、地元の方から「ふきのとういるかー」とか声をかけてもらえるようになった。

 

そして今日は、こごみ採りへ誘ってもらい、集落のおじさんと山の中へ。

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採るのが早いこと早いこと。

私が辺りを見渡し、採り頃のこごみを探している間に、片手にどっさり持っている。

 

この方は、田んぼを何枚も持ってて、農協に卸すなど自家用以外でも作っている。畑もたくさんあって、にんにくやにんじん、大根などやさいはもちろん、ももやぶどうも作っている。

「昔はここもあそこも田んぼを作ってて、容易でなかったなあ」「これは、ネクターとかいう桃でなあ」

色々説明してくれて、その時の表情がまた楽しそうで楽しそうで。自分の作っているものや集落のことを話している姿は、少年みたいで、目が輝いているのが印象的なお父さん。

 

手早い山菜採集と畑や田んぼの規模を見ても、今まで行ってきたことが、並大抵の経験でないことが感じられた。都会で育ってきたものからしたら、こんなことできない、と多分逃げ出したくなるように思うことも、楽しそうに嬉しそうに話している。

 

すごいのだ、みなぎるパワーが。

 

 

最近思うこととして…

大変な苦労は沢山あるのだと思うし、もしかしたら、長男だから仕方なく残っている人もいるのかもしれない。だけど、今この集落に残っている方々は、結局のところみんなこの場所が好きなんだろうな、ということはひしひしと感じる。プライドとか見栄を張りたいとかそういう気持ちもあるのかもしれないけど、話の節々に、「ここの水はほんとに上手い!」とか「米も全然味が違う」とか、この場所に誇りを持っているんだろうな、と感じる。

 

もっと話してみたいな。

ちゃんと、この場所に住む人達の生き様みたいなものを感じて、知って、できるかぎりそれを形に残したい。

 

つづく。

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